【SXSWに行ってきた】私が一番感動したもの紹介させてください #NHKシアター編
第二弾となるこのレポートでは私が一番感動した
世界初・8K/NHKシアターについて…!
しかもこれは日本でも機会がある、ので、
読み終わった後には体験してみたくなること間違いなしです。笑
SONYとNHKがコラボした8KシアターはSXSWのメイン会場から徒歩3分の好立地にある建物を貸し切って30分毎に上映されていた。
もはやテレビとかそういう次元ではない。
入ってすぐ圧倒されるのがそのテレビの大きさ。
身長170cmの私がこんなに小さく見えるんだから間違いない。笑
ちなみに実際の大きさは、横約9.7m×縦約5.4m・約440インチ。
え、これ現地で作ったのか・・・?
それとも日本から運んできたのか・・?
え?どうやってそもそもここに入られたのか?
(建物の断面の大きさがそのままテレビの大きさだった)
という疑問が湧いてくる中、どう見ても一枚のテレビにしか見えない巨大スクリーンを見て思考がぐるぐる。。。
あれこれ考えているうちに上映が始まった。
映し出されたのは3人の女性ダンサーたち。彼らが音楽に合わせて踊りながら画面は自然を映し出したものに切り替わっていく。
力強いピアノメロディーに合わせて映し出されていく自然の広大な風景はもちろんとっても美しいのだけれど、3人の女性のダンスもまた圧巻。彼らの耳の産毛まで映し出されるほどその画像は鮮明で美しい。
そのあとに映し出されたのはサカナクション、スーパーフライ、そしてSting&Shggyのライブ。目の前に広がる画面の世界は私がいつも見ている世界よりずっと綺麗な場所だった。光に照らされて会場で舞う埃や、アーティストの頬を流れる汗、そして観客の表情までもが鮮明に映し出されていた。
初めて私がアーティストのライブに参加した時と同じように、頬に涙が流れていた。本当にそれくらい感動した。とても、美しかった。
他にもF1レーサーになったかのような映像や、美ら海水族館の映像など。
(ちなみにカーレースは没入感ありすぎてなぜか私の体には遠心力が働いてました…)
あたかも私がその場にいるかのような、いや、小人となってその世界に迷い込んだような臨場感と、気づいたら20分弱の上映が終わっているような没入感があった。
「テクノロジーは現実を超えるのか」
今回は視覚と聴覚だけだったが、この2つを満たしたことでかなりの臨場感を得られた。ただ現実はもっと複雑な情報を発信し続けている。隣の人の息遣いや、気温、吹く風の強さ、それらに反応して感じる子自分自身の体の変化。
私はそういう五感で感じるものが好きだ。
だけどそういう汗とか気温とか風とか、邪魔だと思ってる人には?8Kの世界の方がずっと居心地よく感じるだろう。
映画の『マトリックス』じゃないけど、テクノロジーが現実を超えた時、他のデバイスの中で生きることを選択する人も出てくるかもしれないな。極論だけど。
とはいえVRchatやオンラインゲームはそういう空間を生み出していたりする。現実ではなくオンラインの世界を生きる。現実の方が綺麗だったらいいなあと願う私の頭はもしかしたら古いのかもしれないな。
そんなこんなでとっても感動の8Kでした。
8K自体は去年のSXSWでも展示されていたようなので
技術として新しいものではありません。
BSではもう8K放送がされているのですが、
ここまで没入感が出せたのはSONY製のTVの圧倒的な大きさが鍵を握っていたと思う。
近づいてみるとわかるんだけどTVは一枚の大きな板ではなく、小さい画面を組み合わせて作っているんだとか。12枚1ユニットで、つなぎ合わせて440インチもの大きさを実現させているらしいです。すごい……
「日本でも見れるような展示をみに行くなんてナンセンスだわ」
と思っていましたが圧倒的に反省して、いやそんなこと忘れて純粋に感動しました。
イベントでしかこの大画面は見れないようなので
是非、日本でも新しい感動を体験しに行ってください。
情報回ってきたらまたツイッターで流します^^
2019/03/29