私のバイト先"MOTHER HOUSE"の話
こんばんは、寒くなってきましたね。
今回は大好きなバイト先について少し書きたいなと思います。
今日は文化比較論のゼミ発表と
国連フォーラム九州支部の勉強会が無事に終わって
時間に余裕があったので図書館へ。
実は今週末バイト先の社長が福岡にいらっしゃって講演会をするので
この予習を兼ねて社長の二冊目の著書を読ませていただきました。
想像していた何倍も険しい道
私がバイトしているバッグやストール、ジュエリーなどのものづくりの会社であるマザーハウスの社長はとにかく経歴がすごい。彼女自身は「すごい」と自分の評価をされることに慣れてないらしいのだけど、簡単に説明すると
・小学校のときいじめに遭う
・中学高校で柔道で活躍(全国大会に行くほどの実力)
・工業高校からもう勉強の末慶應に合格
・院生に向けた国際機関のインターンに学部生で応募、合格
・大学院をバングラデシュで過ごし、24歳で起業
と、ざっと聞いただけでも「すごい…」と思いますよね。
挫折経験と努力の量が尋常じゃない。
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でもこの話を聞いて確かに感動はしたけど
どこか「負けたくない」なんて感想を抱いた。
なんとなく思考回路が似ていた気がしたし(恐れ多い)、
途上国にかける想いなんかも同じ志を感じた。
でも今日読んだ彼女の続編、「裸でも生きる2」を読んで
こないだまで持っていた彼女への印象は全く違うものになった。
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社+α文庫)
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会社を立ち上げてからのいろんな苦悩だったり、
挫折やショッキングだった出来事など
途上国のビジネスだからこそ起きる問題と
その時の正直な気持ちが綴られていた。
大事なのは自分の声
彼女は"途上国"でビジネスを展開する中
「無理だ」「諦めたほうがいい」「やめたほうがいい」
なんて言葉を数え切れないほど掛けられたらしいのだけど
”自分の声”にしっかり耳を傾けて自分の哲学である
「途上国から世界に通用するブランドを作る」を決してあきらめなかった。
彼女の中には見栄もプライドもなくって、ただ”途上国”の可能性を多くの人に分かってもらいたい、届けたい、という一心だったそう。
私は見栄だって張っちゃうし、変なプライドだってある。
目立つことで人とのご縁が繋がっていくのがとても好きだ。
彼女はそういうものを全部超越してる。
私はつい、人のものが羨ましくなってしまったり
自分の決断に自信が持てなくて他の人に肯定してもらうことでモチベーションを保ったりする。
肩書きや枠組みばかりを気にしてしまう。
「自分らしく」ってなに?
その答えは到底出そうにないし、
まだまだ周りだって気になってしまう。
でも今は、少しずつその「周り」がいかに空虚なもので
自分の中の虚像であることに気づき始めているから
「自分らしく」マイペースを探していきたいと思う。
そしてそれは他人にどう言われようともまっすぐ歩き続けられる力になれるようなものであってほしい。
マックス・ヴェーバーの「職業としての政治」の中に
現実の世の中がー自分の立場からみてーどんなに愚かであり卑俗であっても、断じてくじけない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への「天職」を持つ。(M=ヴェーバー, 1980『職業としての政治』, 岩波文庫)
という箇所があるんだけど、これは人生で生きていく中でどんなことにも当てはまるなあと思いました。何においても結局は自分が信じれる何かをやり通せるかどうか、そしてそれを続けられるかどうか。
自分をしっかり信じてあげれるくらいの努力をしていきたいなあと思います。
結局まだまだ何がしたいのか、将来どうなってたいのかはよくわからないまま〜
読んでくれてありがとうございました^^