おすそわけ

ーばんちの頭の中ー

奨学金やプログラムを駆使して大学在学中138回飛行機に乗った話 #海外編

「今日本にいるの?」

久しぶりに連絡が来た友達から、いや、よく会う友達にさえよくこう聞かれる私ですが、入学してから旅行も含めて飛行機に乗った回数はなんと暫定138回…!

そして10回以上海外研修に参加しているけど
それらもほとんど無料で渡航している。
(いい時代に生まれたな泣)

知ってたからこそ挑戦できたものばかりなので、
誰かの役に立てばと情報のおすそわけ。

 

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大学1年生[2016/4-2017/3]

 

アメリカ:College of Asia Pacific/Hawaii Campus[8月]

ハワイ大学マノア校で経済、文化、環境、政治などの分科会に分かれて太平洋を取り巻く国々について勉強するので俯瞰的な視点が身につく。九州大学西南学院大学、釜山大学、延世大学などが一緒に行っているプログラムで、在学生のみの公募。毎週末綺麗なビーチで遊べる夢のような時間を過ごせるだけでなく、観光で知ることのできない奥深いハワイの歴史を勉強できる。


費用:渡航費・保険費など20万弱(奨学金)+生活費10万(自己負担)
渡航期間:3週間

website: 九州大学 アジア太平洋カレッジ|COLLEGE OF ASIA PACIFIC

 

ネパール:国連フォーラム主催Nepal Study Program [5月-翌年5月]

 国連出身の方・会社経営者・商社マン・コンサルタントから学生までありとあらゆる職種の人が集まって「みんなで」プログラムを作るのが特徴。決められたところに行くのではなく、行きたいところを自分で交渉する。国連への交渉をしたり、報告会の広報したり…あらゆるスキルが身につくのはもちろん、国連のリアルを知れるとっても楽しいプログラム。 年齢や職種を超えた(←ここ大事!)一生涯の友達ができる。

 

費用:渡航費・滞在費など 20万弱(自己負担)
渡航期間:2週間[11月/事前準備や事後報告も入れてプログラム期間は1年間]

www.unforum.org

 

アメリカ(NY):TMWLP  [9月-翌年5月]

TOMODACHI MetLife Women's Leadership Program・通称TMWLP。メンター(キャリアのお手本となるような社会人)が一人ずつつき、5ヶ月間にわたるリーダーシップ研修を受ける。それを踏まえて三月にニューヨークとワシントンD.C.に渡米し、自分の興味にあった機関(私の場合国務省NGOなど)に訪問し、キャリアのアドバイスを受けたりネットワーキングをする。なんと言ってもこれから日本/世界を引っ張っていく同世代の女子に出会えるのが最大の魅力。

 

費用:全額主催者負担(お小遣いももらえちゃう)
渡航期間:2週間

usjapantomodachi.org

 

 

大学2年生[2017/4-2018/3]

ロシア(リャザン):内閣府主催 日露学生青年フォーラム[9月]

各大学から一人ずつ日本代表の参加者が選ばれ、ロシアに派遣される。ロシア側の代表と共に文化・環境・スポーツなどの分科会に分かれ議論が行われる。そもそもこのプログラムの存在を知っている人が少ないのでかなり穴場!

 

費用:全額主催者負担
渡航期間:2週間弱

www.jrex.or.jp

 

オーストラリア:GLARP program [8-11月]

メルボルンにあるMonash Universityの学生とする共同研究プログラム。オーストラリアの学生と、研究費をもらいながら研究を行う。当時の私にとって、研究を全て英語で行うのはかなりチャレンジングだったけれど、日本にいながら英語を常に喋る・読む・聞く・書く環境を作れたのでかなりよかった。研究の集大成として、11月に渡豪しセミナーを開いた。

 

費用:研究費から捻出(全額主催者負担)
渡航期間:1週間

websiteGlobal Leadership and Advanced Research Program (GLARP) - Current Students

オーストラリア:ICUR優秀賞受賞派遣[3月]

International Conference for Undergraduate Research (ICUR)という学部生限定の学会で優秀賞を受賞し、翌年の学会運営に関わることに。その一環でメルボルン(Monash University)に再度派遣され、次年度の運営会議などに参加した。約1年間にわたりオーストラリアの学生との協働経験を得られる。残念ながら公募は行われていませんが、九大生で興味ある人はぜひDMください!

 

費用:全額主催者負担
渡航期間:1週間

 

大学3年生[2018/4-2019/3]

 アメリカ(ワシントンD.C.):Global Classmates Summit [6-8月]

TOMODACHI programへの参加をきっかけに声をかけられ参加したインターンシップ。今まで説明してきたものとは異なり、仕事で渡米。Chaperone(付添人)として日米の高校生約1,700人の中から選ばれた12人の引率を担当し、国務省や大使館などでの通訳や、プレゼンテーションの指導・メンタルサポートなどを行った。参加者ではなく、運営側で参加することでしか得られない多くの気づきがあった。正直一番辛い2週間だった!

 

費用:全額主催者負担(無給インターンシップ)
渡航期間:2週間

kacultures.org

 

アメリカ(テキサス):Mercari Go Bold Internship Program [2-3月]

テクノロジー、音楽、映画とアートのお祭りであるSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)にリサーチャーとして派遣された。特定のリンクを知っている人のみしか応募できないインターンシップで(まさに情報戦…!)私は先輩に紹介していただき即応募した。入場券を買うのに20万円はかかるSXSWに行けたことはもちろん、テラスハウスのような豪邸で毎晩のように行われたIT業界(Google, LINE, DeNAなど)の集まりで出会えた方々が最高に面白かった!

 

費用:全額主催者負担(+毎日のお給料)
渡航期間:2週間弱

tech.mercari.com

 

大学4年生[2019/4-現在]

アメリカ(カリフォルニア):San Jose State University [8月-現在]

九州大学の交換留学プログラムでサンノゼ州立大学へ。年間500万円以上学費のかかる大学に、九大の学費を納めるだけで通えちゃうんだから超お得です。寝る暇もなく勉強を頑張る日々を送りたかったのでアメリカを選んだのですが最高に楽しい!あと、日米間はかなり奨学金も充実していて、私も以下の奨学金をいただいています。

 

費用:おおよそ300万円(奨学金150万+自己負担)
渡航期間:9ヶ月

 

www.usjapancouncil.org

USJC Annual conference in LA [11月]

上記の奨学金プログラムの一環でロサンゼルスで行われたカンファレンスに参加。4年間の集大成で、今までお世話になった人にたくさん会えてよかったし、奨学生たちとの交流を通して「もっと留学頑張ろう!」と気持ちが引き締まったし、自分も将来こんな風に若い世代に貢献できたらなと目標がまた一つできた。

 

費用:主催者全額負担(奨学生の義務)
期間:1週間弱

www.usjapancouncil.org

 

走りながら考えるスタイル

書き連ねているとその時の経験や感情がぶわっと蘇ってきて、その一つ一つが今の私を作っているんだなと少し嬉しくもなった。たくさん挑戦した分失敗もあったけど、それも含めて全部宝物ダ!

 

プログラムで新しい人に出会って、その人に紹介してもらって、また新しい人やコミュニティに出会う。そんなことの繰り返し。情報戦を制して・そして自分の頭でたくさん考えて参加したいプログラムを見つけてください\(^o^)/

 

2020/03/08

 

 

 

早起きは三文の徳だし留学生は百万ドルの徳

都市人類学の授業で最近は東京っていう本を読んでいる。外から書かれた日本を読むのはかなり面白いしバックグラウンドも分かるから多分このクラスの誰よりも深く理解できている気がする。

授業中、スクランブル交差点の周辺状況でちょっと違うかなという説明があったから発言したら先生の質問攻めに。(笑)先生はかつて東京でフィールドワークしてたこともあったから今どんな風なのか、興味津々で授業の半分くらい私の話になっちゃった。他の子たちも楽しんでくれてたらいいけど…

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これはネットから拾ってきた写真だって

 

兎にも角にも先生は私の話を面白く聞いてくれて、質問もエンドレス。名前も「ここに書いて!覚えたい!」と言われ先生のノートに書かせてもらった。留学生は言語という点で劣るかもしれないけど誰よりもユニークな意見が言えるという点では圧倒的に有利。私のとってる授業はユニークな意見ウェルカム!な先生が多くて、バックグラウンドが異なる私は圧倒的に毎回有利。というわけで、現地の学生に紛れて大変!ってよく言うけど私はむしろ圧倒的な優位性を感じる。(もちろん文献整理とか事実ベースで書くものは大変だったりするけどね)

英語が母語だったらなあって何千回も悔しいことはあるけど、他の言語を母語に持ってることは強いなと思う。マジョリティとは違う景色が見える。デュルケムはよそ者を社会に必要な存在と定義したけど、私もアメリカではみ出しものだからこそ、たどり着く知見をシェアして、みんなの見識が広がるといいなあ。(ちなみに私の名前は漢字にすると知広なのでまさにそんな一翼を担いたい!) 東京、来る前一瞬住めて良かったー。知識があると写真にも奥行きが出るよね。例えばスクランブル交差点規制してるからこれはサッカーが勝ったとかかな?とか、広告の種類とかね。勉強することもこういうことだよね。

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ちなみにこれは毎学期ある避難訓練の様子。全員建物から出されるので外はすごいたくさんの人



#020720

多国籍な国のアイデンティティ形成

今日は年に一度のSuper Bowlの日!テレビの前に集まってみんなで鑑賞。アメリカ人のresidentはほとんどこの場に集ってたかな。(後からもっと増えた)

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TVルームに集まるレジデント達

どれくらいのお祭りかよく分かってなかったんだけど強いて言うなら紅白歌合戦夏の甲子園混ぜたような感じらしい。文字通り全米が注目していた。

だからこそCMも気合い入っててトランプさんのCMとか色んなのが流れてた。

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人たらしなし得るもの〜やっぱり私はgiveできる瞬間がどうしようもなく嬉しい〜

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午前中、今自分が行きたいなと思ってる会社を最近退職して新しいことに挑戦してる方とキャリア相談で電話した。やりたいことがたくさんあって、人生が何個あっても足りない!と思っていた私に

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新しく出会った人と必ず仲良くなる必要はあるのか

「学期始まってどう?今回の住人たちどう思う?」

部屋に戻ってもうそろそろ寝ようかなあと思ってた時、
ルームメイトにこう聞かれて始まった会話。

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私とルームメイト
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人生初の昆虫食。なんでもチャレンジするんでしょ?(煽

今日は春セメ授業開始日!お試しで見極める日だったから朝8:30-夜8:00まで6クラスに出席。そのかいあってお気に入りの先生見つけられた満足です。

さてさて、その中のどうしても取りたかったeating culture anth のクラス。食べ物の歴史やあり方を通して人間社会について考える授業で、先生が食べ物と共に人間は進化してきたのだと言っていたのが印象的。(歯の形とかね)

そして、人間はヘルシーな食べ物を好むけど地球にとってもヘルシーを考えようと言う文脈で出てきたのがこの昆虫食。

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